西安の旅 (その1)

5月1日から4日まで古都、西安に行ってきた。昔から行ってみたかった街。
今回は北京からのツアーに参加。ツアーといっても、メンバーは若いカップル2組と私の計5人。中国語ができない私で大丈夫か不安を抱えながらの出発だった。

初日は北京西駅でツアーの集合。色々説明してくれた内容は殆どわからず、とりあえず電車の切符を確実に受け取り待合室で待機。夕方発、成都行きの列車に乗り、寝台車両で約12時間。翌日(2日)の朝5時に西安駅に到着した。

その日はかの有名な兵馬俑、楊貴妃が玄武帝を虜にした華清池、始皇帝の地下宮殿を再現した秦陵地宮を回る。午後に西安市内につき自由時間。一人で小雁塔へ。夜はカップル2組と共に北院門街という屋台がずらりと並んだ繁華街に出て、名物の羊肉・牛肉の串焼き、涼麺、超有名店「徳発長」の西安餃子などを食べる。

翌日(3日)は殆どフリー。早朝からイスラム通りなど城内西部をぐるぐる散歩した後、長安城の城壁を、かつてシルクロードの玄関だった西門(安定門)から登り、南門まで街を見下ろしながら延々と歩く。
午後は城内の中心部に位置する鐘楼・鼓楼、遣唐使として派遣された空海が密教を学んだ青龍時などを見て、夕方は城内東部を探索。夜は近くのホテルのバーでライトアップされた城壁を眺めた。

4日は省の歴史博物館、三蔵法師で有名な玄奘三蔵ゆかりの寺院大雁塔、抗日運動の起点となった革命公園、市内の中心街を回り、夜、西安威陽国際空港から北京に戻った。

今回の旅行はとにかく歩いた。かつて空海が長安の町を歩き回ったように、この街を体で感じるべく歩いた。3日間で50キロは歩いたのではないか。
唐の時代まで世界最先端の絢爛たる文明と国家を創りあげた西安。しかしその後1000年もの間歴史から姿を消したかのごとく停滞した街。
歴史遺産の素晴らしさとは裏腹に、現状に甘んじ、鋭利で尖った感性を忘れ、普通に毎日を楽しく生きる普通の庶民の街でもあった。何もそれが悪いわけではない。ただ世界最高峰の文明を誇った街ゆえに、今なお輝いていて欲しいという思いは残った。

スケールが大きく街路樹の緑が美しい街、人がごったかえす騒然とした街、歴史の街、中国の歴史を学ぶには最高の街、人の表情が豊かな街。私の西安の印象だ。

詳しい旅行記は追って書こうと思う。
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by nihao-zaijian | 2007-05-07 22:07 | 旅、散歩
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